初めての左方カンテ
2002.7.27〜28
日置(記録) 本多
急に話まとまり、錫杖へ行ってきました。(というのは私の見方)パートナーホンダ女史は諸条件を考慮に入れた計画。いつも先頭を走りたい性格?、、、そして先越され感も有ったノ?カナ?。(これも私の独視ですからあしからず)。錫杖「注文の多い料理店」は近々に攣りたいと決めていたそうです。過日雨敗退のサマコレも同一線上で、完登しないと気が済まないは私も知っています。具体計画を聞きました。パートナーをはじめ、天候や休日など、すべての条件を満たすのは難しい。今回(少し無理?要素もあるが)行ってみたいとのこと。その前段階(打診では)、私も是非行きたいと答えていました、、、し。只、日にちまでは想定していませんでしたので急と感じましたが、、。私も往復の運転1人は、しんどいが、やや難しい?ルートで挑戦できるのは、願ってもない事、ここは大同意です。毎度の持論ですが、ベテランと御一緒は、安定し、楽ですが「どうしても、連れていってもらう」になりがちです。対等(位)なパートナーでの山行は、実学習という意味では大いに意義があると思っています=自身で判断実行しなければ:ことが進展しないが身に成る=。その意味ではチャンスと捉えました。それに私の錫杖経験は雨の日、半日。1本実績のみ。大半の方が登っておられる「左方カンテ」も登ってみたい、の希望もありました。結論から言うと、お陰でどちらもトラブルなく完登出来ました。
「まず注文の、、、」感想。偵察段階で全体の概念は読めました。夏には日陰になり格好のルートです。27,28日は全体で7〜8パーティがおり、現場も超満員でしたが、「注文の多い料理店」は我々だけでした。釣瓶で登攀。
1P目
草付きフェース。フレンズの練習も兼ねてホンダさんよりスタート。階段状のホールド有るが、剥がれそうな草が乗っている。ガバが無く、ピンも無いので嫌らしい。これを右上ぎみに登る。W級ということで問題なく大テラス着。
2P目 X級
テラス左端からスラブを、さらに一歩左に踏み出し、上の出っ張りを乗越すルート。私もオールフリーを目指して1,2ピンとゲットし、3ピン目を目指すが足場がない。(1,2ピンはすぐ近くです。3ピン目も近いが)。耐えてフットスタンスを探している間に手は段々パンプしてくる。ついに耐えきれなくなって、ヌンチャクを掴む。これでフリーにこだわるのは「終わり」、となる。A0すれば軽いモン。枯れ木テラスまで草付きバンドを左上する。枯れ木テラス着。枯れた木は動きます。足下にも動く岩が1つあり、そのうち誰か落としてくれるだろう?。
3P目 Y+
ここが核心部。頭上のワイドクラック付きのハングを避けて、まず右へ2メートルトラバースするがホールドは小さい。(2メートル先にも確保支点あり=本多さんリード)その後ミニホールドのフェースを直上。ボルト2本分登り、再び左へ2メートルトラバースし、コの字型に移行します=これで頭上のハングを回避出来るが、トラバースホールドは手足とも小さく、遠く?感じた。濡れたホールドに立ち込んで頭上に見えたワイドクラックに戻る。ここで不安定な体勢で大フレンズセット。この辺が1番緊張する。その後ワイドクラックを直上するが問題はピンが無い。毎度の?現状報告付き?「つぶやき」があるので状況は想像できる。フレンズで前進しながらお地蔵テラス着。箱型にくり抜かれた様な形上岩。その中で休む姿は地蔵さん?に見える。2人座るのには可成り窮屈だが、無理して一休みさせて貰う。
4P目 X+
お地蔵テラスから(箱の中からでる感じで)脱出するが、頭上はハングで先が見えない。不安を抱きながらハングを乗越すと(乗越しも思ったより簡単だった=日置リード)ワイドクラック横にピンがベタ打ち。超安心。最終にもハングが有るがクラックが気分的に楽だったので、フリーで越えるのに何ら問題無しの楽勝。越したところがビレー点。
5P目 X+
凹角左のクラックを登る。フィンガークラックとあるが下部はレベルテンのクラック位の幅に感じた。寝ているので技術的に問題ないが、ピンが無いのが特徴。代わりに?草が有り嫌らしい。ルート図によると40メートルで確保点だが、本多さんザイルが重いと騒ぎながら更に伸ばす。5メートルのハングが?見当たらず終了点着。左方カンテとの合流点だ。ガイド書には4〜6時間とあるが3時間弱で登れたので、懸垂で下降し念願の?左方カンテへ移動する。
書によると、今風のフリールート、との記だが、私の感想では草付きも多く、従来のクラシックルートを感じた。但し通常なら有るだろうピンが、少ないのは特徴?のルートだ。
左方カンテ
カンテって言うけど、ルンゼルートでは?という印象です。
下部は簡単な半面、落石要素大あり、注意が必要を感じた。幸い遅いスタート?のため前登者はおらず、ここも独占状態。3ピン目のピナクル先が面白い。フリーで頑張るがもう一手が、出せずA0をしてしまう。セカンドならがんばってみる価値あり、岩は硬く快適なピッチ。5P目フェース直上ルート、女子がV級というのでナメテ始めるが、少し難しい?。後から聞くと1ピッチ読み間違えていた、との事。それはさて置き、此処も岩は硬く適度なホールドがあり私には快適に感じるルートだった(X級)。
7P目
2枚の並行巨岩間にはさまれたフェースに走る2本のクラック。韓国のウジョンBを連想してしまった。7P目の出だしは、手強かった(私セカンドの番)。フリーで頑張るが断念ヌンチャクを掴んでしまう。その後のクラックは「レベルテンクラック練習」の成果か?トップロープ感覚で気楽なためか、快適ピッチを感じた(X+)。
最終地点「左方」は図によると、左のリッジを登るのだが、最右を登った(本多さんリードです)最右とはミニかぶりで、先に登った「注文の、、、」ルートの最終5メートルと記されたルートだったのです。重いザイルを負荷しながらそのハングをフリーで登る。さすが女史、脱帽です。おかげで各ピッチすべて「完登した」こととなりました。注文、、、ルートを再度懸垂で降り、時間がない、、、、、。北沢ルンゼを駆け下りる。
1つ御願い。@福島を指して、言って居るのではありませんので、よろしく?@。北沢内で「ウンコ」はしないで下さい。何カ所か目視してしまいました・・・。下部では飲料水としています。究極には変わらないかも知れませんが、少し離れた場所なら精神的には安心です。「ウンコ」が直接さらされて居る水を飲むのは(大半の人は気付かず、知らないと思うが、、、)精神的にも衛生的にも問題です。その点私たちはラッキーでした。危険予知した訳では有りませんが北沢の水は利用しませんでした。クリヤ谷へ流れ込む極小さな支流というか湧き水を発見利用しましたので、心配皆無です。
昼間は30度を超すくらいの日差しですが、北アルプスです。シュラフを持参してよかった。朝方はシュラフがあっても心持ち寒さを感じました。 終わり
(日置)
